叙述

帰路の途中、幹線道路から小道へのカーブで、コーナリングが遅いために後方の直進するであろう車から、しきりにクラクションを放たれている車があった。第三者、即ち私の視点で見れば、後方の車のマナーが悪いだけであるということは実に明らかなのであるが、クラクションを放たれていた車の運転手は、非常にバツの悪い気分でカーブを後にしたに違いない。