mol の日

中間テストが1週間後に控えている。ここをどう加速するかで勝負が決まってくるようなものだ。日ごろの授業を良く聞いていれば点数が上がるなんていうのは全くの嘘っぱちで、テスト前に一気に勉強した人のほうが、明らかに「日ごろ」派より点数が高いのである。
学校で相方に物質量についてひたすら教えたあと、家に帰ったら今度は中学の後輩に、また物質量についてたずねられた。無論この二人は赤の他人なのであるが。何たる偶然であろうことか。テスト前の奇跡とでも評価をしておこう。
思うに物質量の説明をする際にいきなりアボガドロ数 6.02E23 を使うのは、いきなり1メートルが光の 1/299,792,458秒間 に進む距離だと説明しているようなものではないだろうか。つかみの段階でここまで込み入った説明をしなくてもいいと思うのは私だけであろうか。恐らく、私が始めに教わった「メートル」がこんな説明だったら、私はきっと距離を知らない人間に育ったに違いない。