雑記

 午前中は代数系入門の問題をせっせと解きました。問題のボリュームが多すぎて、一つのセクション進むのに一苦労です。一早く、群論の勉強を本格的にやりたいところです。
 今は、整数論的関数の勉強をしているところです。ちょうど、メビウスの反転公式の辺りですね。整数論的関数というと言葉が難しいですが、要するに数列です。
 数列の話が出たので、一つサイトを紹介しておきましょう。 「The On-Line Encyclopedia of Integer Sequences」、通称 OEIC です。
 http://www.research.att.com/~njas/sequences/index.html
これは、ありとあらゆる数列のデータベースです。3、4 個の列であれば、適当に入力してもデータベースから探し出してくれます。例えば、2,4,267,1 と入力して検索すると、Number of groups of order n. つまり、「n を位数に持つ群の個数」がヒットします。暇な方はやってみてください。


 午後は 5 時間、未踏ユース用のソフトウェアの開発です。平日はテスト勉強のために時間を確保しておきたいので、今日と明日で一気に済ませておこうという魂胆です。今週でプロトタイプを完成させる約束なので、コーヒー片手に急いで仕上げています。ちなみに 5 時間という値は、平日 2 時間分を、休日に圧縮したものです。
 13 時から開発を始めて、終わったのが 19 時(1 時間余計なのは、途中で休憩を挟んだからですよ!)。それからは、図書館誌に掲載してもらう書評の執筆です。でもね、選んだ本が悪かったのか、内容がさっぱり書けんわけですよ。確かに私が見ると面白いんですけど、果たしてこの魅力が伝わるかなあ…。中学校の頃、専門書で読書感想文を書いた男ですからね、私は。
 ところで、私は文章を書くとき、一度箇条書き(正確にはマインドマップ)で下書きをしてから文章に起こすわけですけど、この作業が一番面倒ですね。箇条書きなら数百文字程度で済むことを、あれこれ肉付けして、千二百文字に仕上げなきゃいけない。でなきゃ、絶対伝わりませんからね。同じ内容も、書き方次第で雲泥の差がでるわけです。レポートも、申請書も然りですね。
 ソフトウェアだって、数式だってそうですよね。中身は一緒なのに、外観が美しいだけで、中身の印象も随分と変わってしまうんです。一見本質じゃないことが本質に波及する、良い例ですね。ピアスをした男性が馬鹿に見えることと同じ原理です。