先日、学内でスプレー缶落書き事件があった。我が校は高専なので、他の高校と比べれば実に平和な場所であるのだが、やはりどの社会にもそういった行為に走る者がいるのだなと、非常に残念な気分であった。
その事件の影響か、愛好会内での残業が禁止になった。お上の決定との事。同じ建物の内部に住む人間として非常に腹立たしい事実であった。まさか顔の見えない学生に自分の時間を削られる羽目になるとは。
人間は当然一人で生きているわけではないから、必ず誰かからの干渉を受ける。できれば負の干渉は避けたいのが心情というものであるが、やはりそうはいかないのが現実であろう。だとしたら、そのような干渉に小突かれても起きられるような、起き上がり人形の精神で望むことが重要であるといえる。