レポートなどの仕事を家に持ち帰るようになった。そうすると基本的に〆切日が巧妙に重なって、毎朝〆切が目前に迫ってくる感じが拭いきれなくなる。無論、〆切を過ぎた場合でも多少の救済措置はとられているので、延滞してもさほど影響はないのであるが、やはり期日というのはそれなりの圧迫感があるもので、徹夜してまで仕事をするようなことが多々ある。そんなわけで、やることが多すぎて四苦八苦する日があれば、逆にすることがほとんどない堕落した日もあるという、なんとも不釣り合いな生活を送る羽目になるわけである。
時間計画が全く不規則になり、そこだけ見ると我が校の電気工学科は一見忙しいだけの科に思えるのであるが、実際は、いくつかのメリットは頂いている。その中の一つとして、時間の限界を知らなくなったということがある。中学校時代、私は比較的ぬくぬくした環境で育ったので、それほど徹夜やそれまがいの行動はしていなかった。それを電気工学科に入ってからとんでもない生活を強要されたので、初めはさすがに逃げ出したいものがあったが、最近は自らの疲れを騙し騙し生活するようになった。昔は睡眠時間のために大事な課題を出さなかったりした私であるが、今では―完璧とはいかないまでも―課題などの「契約」は守るよう心がけ、芯の硬い毎日を送っているものだと自負している。